【裏方レポート】第3回 大東音楽祭を終えて――最高の音、1000人の熱気、そして反省会で見えた次の景色

「大東音楽祭」に関わったスタッフの皆さん、出演者の皆さん、そして会場に足を運んでくださったたくさんのオーディエンスの皆さん、本当にお疲れ様でした!そして、最高の時間をありがとうございました!

今回で3度目となった大東音楽祭。 裏方という少し引いた目線から、1000人の大歓声で揺れる会場を眺めていた時、私の胸には「あぁ、大東の地で、とてつもないものが動き出したんだな」という強烈な鳥肌が立っていました。

■ はじまりはヒヤヒヤから。「産みの親」の覚悟を見た日

実は私、第1回目からずっと側でこのイベントを見てきました。 最初は正直なところ、「おいおい、ユカさん、かなり無茶で強引すぎひん……?」とヒヤヒヤの連続だったんです(笑)。

でも、彼女はすごかった。 回を重ねるごとに、過去の反省をすべて自分のエネルギーに変えて、どんどんタフになっていく。時には嫌われ役になるような難しい決断を下し、泥臭く自ら行動で示していく。 その背中を見て、「やっぱりこの人が、大東音楽祭の産みの親なんだ」と、心の底から感動しました。

今回のイベントにどっぷり携わる中で、そんなユカさんの圧倒的な行動力を、私は毎日のように間近で見せつけられました。 その凄まじいエネルギーを浴びるたびに、私は「じゃあ、野崎プロレスはどうんだ?」「自分自身はどうなんだ?」って、すべてを我が身に置き換えて考えていたんです。 ただの裏方のお手伝いではなく、一人の表現者、一人の人間として、本当にものすごく勉強させてもらいました。

彼女の描いた夢が、1000人の笑顔と歓声になって返ってきた今回の景色は、そんなリスペクトも含めて、裏方冥利に尽きる最高の眺めでした。

■ 鳥肌の音響と、プロたちから学んだ「本当の強さ」

今回のステージをさらに爆発させたのが、無理を言って組んでもらった「音響(PA)のクオリティ」です。 現場での調整を含め、プロの音響チームにはかなりの無理難題をお願いしてしまったのですが、蓋を開けてみれば「大東でこんな極上の音が聴けるんか!?」と震えるほどの素晴らしい空間を作ってくれました。出演者のポテンシャルを120%引き出したプロの仕事には、本当に頭が下がります。

And、今回のイベントに携わって得られた、私にとって最大のメリット。それは、本当に素晴らしい「良い人たち」にたくさん出会えたことです。

私自身は、ステージで輝くミュージシャンでもなければ、屈強なプロレスラーでもありません。ただの裏方の人間です。 それなのに、誰もが知るような凄いアーティストや、プロの現場の第一線で活躍するスタッフの方々が、私に対してものすごく丁寧に、優しく接してくださいました。

その姿を間近で見て、改めて深く深く感じました。 「実力がある人ほど、本当に謙虚なんだな」と。 きっとそれは、自分の仕事に対する圧倒的な自信と、そこから生まれる心や技術の「余裕」のあらわれなんだと思います。そんな本物のプロフェッショナルたちと繋がれただけでも、このイベントに関わって本当に良かったと心から思えました。

■ 翌日の「ガチ反省会」で見えた、これからの壁

だけど、光が強ければ影もできる。 お祭りの余韻に浸る間もなく、翌日には早速「イベント後処理&反省会」に突入しました。

1000人を超える大観衆を迎えるとなれば、全員を100%満足させるハードルは一気に跳ね上がります。当日は怒涛のバタバタ劇で、裏方スタッフのみんなに大きな負担をかけたり、申し訳ない思いをさせてしまったりしたのも事実です。 反省会では、そんな現場のリアルな痛みも全員で包み隠さず共有しました。

でも、だからこそおもしろい。 誰も目が死んでないんです。それどころか、「次はもっと、誰もが心から楽しめる空間にしようや!」という強い火が、メンバー全員の心に一気に灯る瞬間を見ることができました。

■ 「ハチマルズ」という安全地帯を見つけるまで

ユカさんの行動力に刺激を受け、謙虚で素敵なプロたちに出会い、メンバーの熱い姿を見ながら、私はふと自分のこれまでの人生を振り返っていました。

私は幼少期から、みんなで仲良く足並みを揃えるよりも、自分のペースで一人でコツコツ取り組むのが好きな性分でした。当然、会社員なんて務まるはずもなく、この年齢まで好き勝手に生きてきています。

でも、流石にこの歳になると身に染みて分かるんです。好き勝手にやるのにもお金はかかるし、何よりモチベーションや気力・体力がいる。特に人間関係のストレスは、年齢を重ねるほど心身に応えます。

そんな不器用な私が、BAR「ハチマルズ」を構えて3年。 ユカさんをはじめ、本当に信頼できる関係者だけの「優しい世界」でここまでやってこられたこと。これって、ものすごく有り難くて奇跡的なことだと、今回の音楽祭を通じて再認識しました。

この居心地の良い「空間」がなければ、きっと新しい面白い計画なんて企てる気力も起きなかったはず。 「ユカさんのあの行動力を見て、最高の仲間たちに出会ったんだ。この大切な場所があるなら、ここでもう少し頑張って、面白いこと仕掛けたいな」って、静かにエネルギーが湧いてきたんです。

■ 大東ローカルパワーは、ここからさらに加速する

自分たちにとって一番安心できる、ホームとしての「安全地帯」。 ここを拠点に、私の研究部隊である「野崎プロレス」があり、大東音楽祭がある。

私はもう若くもないので、面倒なしがらみは避けたいタイプです。でも「面白いこと」は大好物。だからこそ、イベントの本番にはいてもいなくてもいい自由な立場で、安全地帯からこうやって伴走できる今のポジションが、本当に有り難いです。

同時に、今回の音楽祭で学んだたくさんのことを持ち帰って、「おいおい、野崎プロレスも負けてられへんな!うかうかしてたら置いてかれる、もっと頑張らんと!」と、めちゃくちゃ良い刺激をもらいました。

でも、大東のローカルパワーはここからもっと面白くなっていきます。 関わってくださったすべての人に、最大級の感謝を。 またエネルギーが満タンになった頃、次のステージでお会いしましょう!

■ 今回のまとめと要点(振り返り)

最後に、今回の怒涛の数日間を通じて、私の心に深く刻まれた要点をまとめておきます。

  • 「産みの親」ユカさんの圧倒的な行動力
    • 1回目からの無茶や反省をすべて糧にして、嫌なことも決断し行動する姿に感動。我が身や野崎プロレスに置き換えて、ものすごく勉強させてもらいました。
  • 一流のプロフェッショナルから学んだ「謙虚さ」
    • 凄いミュージシャンやPAチームが、何者でもない自分に驚くほど丁寧に接してくれたこと。「実力がある人ほど謙虚(=余裕のあらわれ)」という本質に震えました。
  • 「ハチマルズ」という安全地帯のありがたみ
    • 年齢を重ねる中で信頼できる仲間とこの空間がある奇跡を再認識。ここがあるからこそ、また次も「面白いことを仕掛けたい」と思える活力が湧いてきました。